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タラソって何?

タラソとはギリシャ語のタラサ「THALASSA」=海を意味します。
また、タラソを利用したさまざま療法はタラソテラピーと呼ばれます。

タラソテラピーとは

ギリシャ語のタラサとテラペイア「TERAPIE=療法」の造語です。日本語では「海洋療法」と訳されています。19世紀後半にフランス人の医師ラ・ボナディエール博士によって確立された療法で、簡単に言えば海辺に滞在して、その景観を楽しみながら、海洋気候のもとで海水、海藻、海泥を用いたさまざまな療法を行うという自然療法です。療養目的だけでなく予防医学(精神と肉体のリラクゼーション)のためにタラソテラピーを利用する人も増加しており、最近では美容やダイエットにもその技術が応用されています。

タラソテラピーの効能

海藻に含まれているヨードの吸収は、新陳代謝を調整しながら脂肪の分解を促進し、痩身にも効果的でアミノ酸が皮膚組織を再生し構成する作用もあります。
これらの化合物は相互に作用し、循環を促進させるので、より多量の酸素の吸収が細胞を活性化させ、栄養を吸収させるのです。

タラソテラピーの歴史

紀元前480年に古代ギリシャの詩人エウリピデスが「海は人間の病気を治療する」という言葉を残し、紀元前420年には医学の開祖ヒポクラテスが海水入浴を提唱、治療として海水の外用(海水浴)、内用(飲料)を実践したといわれています。かのプラトンも、海水を温めて利用する治療を受けたといわれます。人々は紀元前からすでに、海の持つ治癒力を経験から知っていたのです。

そして1750年には、イギリスのラッセル医師が腺疾患、腫瘍に対する海水の効用をまとめた論文を発表しますが、これがタラソテラピーの分野における初めての医学的業績とされています。

タラソテラピーの医学的発展の礎を築いたのは、フランス人の科学者ルネ・カントンです。さまざまな実験、治療により海水の成分とヒトの血液の成分が非常に似ていること、海水の治療効果を証明しました。 1897年には、犬の血液の代わりに海水を注入する実験をおこない犬を生存させた、という驚くべき研究結果も残されています。

1899年にはフランス人医師ルイ・バゴが、温かい海水を用いた世界初のタラソテラピーセンターを開設。リウマチの治療に効果を発揮します。

その後、2度の大戦によって停滞しますが、1950年代になるとヨーロッパで再び自然医学が再評価されタラソテラピーも注目を浴びます。フランスには近代的タラソテラピーセンターが次々と誕生しました。1964年には、ツールドフランス(自転車競技)を3度制覇した、ルイゾン・ボベ選手が、事故で負った障害をタラソによって克服した経験を生かし、自らセンターを開設しました。

近年フランスなどで海洋深層水などを使用し、自宅でもタラソテラピーをすることが広まってきています。日本では最近になってタラソテラピー施設ができ始め、エステなどでもサービスとして取り入れるお店が増えています。

タラソテラピーの技術

ハイドロテラピー(水治療法)
ジェットシャワー、ジェットバス、気泡マッサージバス、などの施設に入り、特定の部位に刺激を与えツボや筋肉をマッサージします。

アルゴテラピー(海藻療法)
海藻をパウダー状にし、温めた海水でペースト状にしたものを顔を除く全身に塗りパックします。ラ・セーヌのタラソインド痩身コースも、このアルゴテラピーを応用したものです。

ファンゴテラピー(海泥療法)
海の泥を顔を除く全身に塗りパックします。

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